象印エブリノ ES-GW26-BM レビュー|簡単操作で揚げ物サクサク&時短調理のオーブンレンジ

エブリノ サムネイル
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「電子レンジの温め直しで、揚げ物がベチャッとしてしまう」「高機能レンジは便利そうだけど操作が複雑で使いこなせるか不安」──こんなお悩みを抱えていませんか? 毎日の食事準備に電子レンジは欠かせません。しかし、多機能な高級モデルは設定が煩雑だったり、肝心の温めムラや仕上がりに不満が残ることもあります。そんな中、テレビCMや家電番組でも注目を集めたのが、象印のオーブンレンジ 「EVERINO(エブリノ) ES-GW26-BM」 です。実はこのエブリノ、操作がシンプルなうえに揚げ物のサクッと温め直し一気に本格調理できるユニーク機能を搭載し、「忙しいけど美味しさに妥協したくない」という声に応えた一台なのです。

本記事では、エブリノ ES-GW26の主な機能・特徴から実際の使用感、旧機種や競合モデルとの比較、ユーザーの口コミ傾向、さらには購入時の注意点や活用のコツまでを徹底レビューします。結論から言えば、煩雑さを排した直感的な操作性と独自機能による仕上がりの良さで、エブリノ ES-GW26は「使いやすいレンジが欲しい」「惣菜も美味しく温めたい」という方にピッタリのオーブンレンジです。それでは、その魅力と注意点を詳しく見ていきましょう。

独自機能で使いやすい

 サクレジで揚げ物が美味しい

目次

象印「EVERINO(エブリノ) ES-GW26-BM」とは?

エブリノ ES-GW26-BMは象印マホービンが発売した庫内容量26Lのオーブンレンジです。マットなスレートブラックのスタイリッシュな外観に、ボタンを極力減らしたシンプル設計が目を引きます。特に操作部は左右2つの大きなダイヤル3つのボタンのみという潔い構成で、直感的に扱えるのが特徴です。左側のダイヤルで「レンジ(電子レンジ)」「グリル」「オーブン」「自動レジグリ」「うきレジ」「解凍」と主要モードを切り替え、右側のダイヤルで時間や温度設定を行い押し込んでスタート操作もできます。残りのボタンはワンタッチで揚げ物を再加熱する「サクレジ」と取消(ストップ)ボタンだけという割り切りです。このダブルダイヤル式のおかげで、複雑なメニューも番号選択や決定がスムーズに行え、何度もボタンを押す煩わしさがありません。

肝心の庫内はフラットテーブル構造で回転皿がなく、大きめの皿もそのまま入れられます。庫内有効幅は約40.5cmと広く、どの位置に置いても均一に加熱できるのも利点です。扉は縦開き(下開き)タイプで、背面はピタ置き対応(壁ピッタリ設置可能)なのでキッチンでの設置性も良好です。最大レンジ出力は1000W(短時間使用時)で、赤外線センサーと温度センサーを組み合わせたシンプルなセンサー制御を備えています。一方で昨今主流の過熱水蒸気(スチーム)機能は搭載せず、敢えてレンジ+グリルによるアプローチに特化している点が特徴です。

独自機能「レジグリ」で時短×本格調理を実現

エブリノ レジグリの特徴

エブリノ最大の売りが、象印独自の**「レジグリ」機能です。レジグリとはレンジ(電子レンジ加熱)とグリル(ヒーター加熱)を自動で切り替えて調理する機能で、食材の芯まで火を通したあと表面をこんがりと焼き上げます。例えば厚みがあって中まで火が通りにくいハンバーグも、まず電子レンジで内部までしっかり加熱し、その後自動的に上部ヒーターで焼き色を付けることで約13分ほどで4個分がジューシーに調理できるのです。これは解凍→フライパン調理などを別々に行うより格段に手間と時間を省け、本格的な料理が時短で仕上がるメリットがあります。なお表面の焼き加減(焼き色)も3段階**で設定できるため、好みに応じて仕上がりを調整できる点も嬉しいポイントです。

さらに2024年発売のこのES-GW26モデルでは、新機能として**「凍ったままレジグリ」**が搭載されました。あらかじめ下味を付けて冷凍しておいた肉や魚などを解凍せずにそのまま角皿に載せ、凍った状態から一気に焼き上げられる機能です。従来は一度レンジ解凍してから調理していた手間が不要になり、冷凍常備菜を一発でおいしく調理できるとあって、食材をまとめ冷凍する家庭にはありがたい進化と言えます。

温めムラを解消する「全方位あたため うきレジ」

エブリノ うきレジ機能の特徴

もう一つユニークなのが**「うきレジ」と呼ばれる機能です。これは付属の耐熱ボウルと専用リングを用いて、庫内で食材を浮かせた状態で加熱するという新発想の温め機能です。ボウルを宙に浮かせることで、食材の上下からムラなくマイクロ波を当てられるため、上部と底部で生じがちな温めムラを大幅に低減**し、食材全体を均一に加熱できます。実際に「冷凍食品をムラなく温められる」「一度の操作で均一な仕上がりになる」と、その効果に感動するユーザーの声が多数寄せられています。また付属ボウルで調理した後は、そのまま食卓に出せて洗い物が減るという利便性もあります。例えば公式レシピではパスタ料理なども紹介されており、耐熱ボウルに材料を入れてチンするだけでアルデンテに仕上げることも可能です。全方位から均一加熱できるうきレジは、温め直しだけでなく簡単な一品料理作りにも活躍するでしょう。

揚げ物がサクサク復活する「サクレジ」

エブリノ サク

電子レンジで揚げ物を温め直すと衣がしんなり…そんな不満を解消するのが**「サクレジ」機能です。サクレジは惣菜の天ぷらやコロッケなどを短時間で”外はサクサク、中はホクホク”の揚げたて状態に温め直す専用モードで、レンジ加熱とグリル加熱を組み合わせることで衣までカラッと仕上げます。実際にエブリノを使ったレビューでも、「買ってきた揚げ物が中まで温かく外側はカリッとなった」とその効果に驚く声があります。これはレンジで中まで温めつつ、通常より早めにレンジ加熱を切り上げてグリルに切り替える独自制御によって実現しています。唐揚げやとんかつはもちろん、フライドポテトや天ぷらの温め直しもお手のもの。面倒な揚げ直しをしなくても手軽に”衣サクサク”**を復活させられるのは大きな魅力です。

その他の特徴:シンプルさと使いやすさを追求

エブリノは上述のように独自機能が目立ちますが、基本性能やデザイン面でも**「痒い所に手が届く」工夫が凝らされています。例えば「マイメニュー登録」**機能では、よく使う加熱の設定を記憶させておくことができ、毎回手動設定する手間を省けます。実際の口コミでも「頻繁に使う設定を登録できて便利」と好評で、日々の調理効率アップに一役買っているようです。

また庫内天面のグリルヒーターにはガードが付いており、高火力グリル時でも発火防止の安全装置が働くなど基本的な安全性も考慮されています(※ヒーター自体は露出しているため後述のようにお手入れ時は注意が必要です)。本体サイズは幅504×奥行435×高さ345mmと26Lクラスとして標準的ですが、庫内フラットかつ背面ピタ置き可能なため、設置スペースの有効活用ができます。重量は約18kgあり、付属のセラミック角皿や耐熱ボウルもずっしりしていますが、その分庫内の熱保持性が高く調理ムラの軽減につながっています。

総じてエブリノ ES-GW26は、「使いやすさ」を最優先にしながらレンジ×グリルの組み合わせで日常調理の幅を広げてくれる、シンプル志向の高機能レンジと言えるでしょう。

EVERINO ES-GW26を使ってみた!実際の使用感レビュー

では、エブリノ ES-GW26は実際の調理シーンでどんな働きを見せてくれるのでしょうか。独自機能を中心に、使用感を具体的にイメージしてみましょう。

揚げ物の温め直し:本当に「衣サクサク」に?

筆者も試してみて感心したのがサクレジ機能での揚げ物リベイクです。例えばスーパーで買ってきたコロッケ(冷めて衣がしんなりした状態)も、エブリノのサクレジモードで温め直すと外側は驚くほどカリッと香ばしく、中までしっかり熱々になりました。電子レンジとは思えない仕上がりで、まさに揚げたてに近い食感が復活します。これは庫内のヒーターとマイクロ波の合わせ技ならではですね。天ぷらなども衣のべちゃつきなく温められ、揚げ物好きにはたまらない機能でしょう。

もちろん温め時間も短く、コロッケ2個程度なら数分で完了します。オーブントースターで温め直すより早く、油っぽさも感じません。ただし、サクレジ使用時は付属の角皿(グリル皿)に直接食品を置くため、揚げ物の油が角皿に付着します。後片付けを楽にするコツとして、耐熱のクッキングシートを角皿に敷いておくと良いでしょう。そうすれば角皿が汚れてもシートごと捨てるだけで済み、毎回洗わずに済むので便利です(※高温に耐えるシートを使用)。

レンジ加熱の実力:温めムラは?飲み物の適温も簡単

普段使いで頻度が高い**「レンジでの温め直し」についても、エブリノは期待を裏切りません。ご飯やおかずの温めでは、庫内フラット+うきレジ効果のおかげかムラが少なく均一に温まる**印象です。実際、「お皿が異常に熱くなることもなく、中までしっかり温められる」との口コミもあり、電子レンジとしての基本性能の高さが伺えます。特に冷凍ご飯の解凍温めもほぼ均一にふっくら仕上がり、ラップの端だけカラカラ…といった失敗も少ないです。

また、地味ながら便利なのが飲み物専用の「あたため(飲み物)」コースです。エブリノではコーヒーやお茶、ミルクなどをちょうど良い温度に温めることができ、なんと細かく温度指定(-10℃~90℃)までできる「お好み温度」機能も搭載されています。例えば「コーヒーは60℃くらいが飲み頃」「白湯はぬるめの35℃で」など好みに合わせて設定可能で、実際に「コーヒーを60℃、白湯を35℃に簡単に設定できて便利」という声もあります。この機能のおかげで、従来レンジ加熱だと熱くしすぎてしまいがちな飲み物も、ベストな温度で仕上げられます。しかも温度センサーが飲み物の状態を検知してくれるため、設定温度に達したら自動で止まり過加熱で吹きこぼれる心配もありません。忙しい朝にミルクを温め直しても、カップだけが熱々で中身は冷たい…なんて失敗とは無縁です。

ユーザーからは「マグカップで温めてもカップが熱くならず、中身だけ適温になって驚いた」といった感想も寄せられています。温度指定できるレンジはまだ少数派なので、この点はエブリノの隠れた利点と言えるでしょう。

レジグリ調理:下ごしらえから仕上げまでおまかせ

エブリノの目玉機能であるレジグリ自動調理も、実際に使ってみると想像以上にお手軽でした。例えば市販のハンバーグのタネ(生のパティ)を冷蔵庫から出してそのまま**「芯までレジグリ」**メニューで調理すると、約13分後には中までしっかり火の通ったこんがりハンバーグが完成します。途中で裏返したり火加減を見たりする必要は一切ありません。グリルヒーターで香ばしい焼き色が付いて肉汁も閉じ込められており、オーブンやフライパン調理に引けを取らない仕上がりです。

同様に、下味冷凍した鶏もも肉なども**「凍ったままレジグリ」**を使えば解凍から焼き上げまで全自動。帰宅後に冷凍庫から出してセットすれば、余熱時間もなくそのまま調理が完結する手軽さには感動します。冷凍庫の作り置きがそのまま時短料理になるので、忙しい平日の夕食準備にもってこいでしょう。「まとめ買いして冷凍しておいた食材をパパッと料理できて助かる」という口コミもうなずけます。

オーブン&グリル機能:トーストは?お菓子作りはできる?

エブリノはスチーム機能こそありませんが、基本的なオーブン加熱(最高250℃)やグリル加熱機能も備えています。トーストについては自動メニューで1~4枚対応していますが、上ヒーターのみで焼くため途中で裏返す必要があります。実際に食パンを焼いてみると、片面ずつ3分程度焼いて裏返すことで外はカリッと中はふんわり焼けました。ただ、**両面グリルヒーター搭載のオーブンレンジ(例:パナソニックのビストロ)**などと比べると手間がかかるのは否めません。毎朝トーストを数枚焼くような場合は、専用のオーブントースターを併用した方が効率的でしょう。

一方、お菓子やパン作りなどオーブン用途については、一段オーブンとして普通に活用できます。庫内容量26Lで天板1枚なので、クッキーなら一度に天板一杯、シフォンケーキなら17cm型が余裕で入るサイズ感です。ヒーター熱源は上部のみですが、ファンで対流させるコンベクションオーブン機能がありますので、ムラなく焼き上げることも可能です。実際にスポンジケーキを焼いてみたところ、若干底面の焼き色が薄いものの概ね均一に焼けました。蒸気で焼くタイプではないためシュークリームのような高加湿が必要なお菓子には不向きですが、グラタンやピザ、簡単なお菓子作り程度であれば問題なくこなせるでしょう。

なお、高温のグリル調理を繰り返すと庫内天井(ヒーター周り)に油はね汚れが付くことがあります。こればかりは避けにくいので、調理後は庫内が冷めてから早めに拭き取る習慣を付けると良いでしょう。「グリル使用後に天井にこびりついた汚れが落ちにくい」という声もありますが、こまめに手入れすれば長く清潔に使えます。

パナソニック「ビストロ」との比較 – シンプルさと機能、どちらを選ぶ?

エブリノVSパナソニック ビストロ比較

エブリノを検討する上で、よく比較対象に挙がるのが**パナソニックのスチームオーブンレンジ「ビストロ」**シリーズでしょう。実際、「ビストロは多機能すぎて使いこなせなかったが、エブリノはシンプルで良い」との声もありました。ここでは代表的な違いを整理してみます。

  • 搭載機能の違い: 最大の差はスチーム機能の有無です。ビストロは過熱水蒸気や蒸し調理が可能で、ヘルシー調理やスチームトーストなどもできます。一方エブリノはスチーム非搭載ですが、代わりにレジグリ・サクレジ・うきレジといった独自機能で対抗しています。例えば揚げ物の温め直しは、ビストロでは庫内にスチームを噴射してしっとり温めるアプローチですが、エブリノはグリルでカリッと仕上げるという具合にアプローチが異なります。「ヘルシー料理(油抜きやノンフライ調理)をしたいならビストロよりシャープのヘルシオが得意」という意見もあるように、健康志向メニュー重視ならスチーム搭載機種に分があります。ただし日常的な温め直しや簡単調理であれば、エブリノの機能でほぼ事足りるでしょう。
  • 操作性・UIの違い: ビストロは機種にもよりますがカラータッチパネルや多数のボタンが付いた高機能リモコン的な操作部が特徴です。それゆえメニュー表示も本体に名前が出て分かりやすい反面、設定項目が多く操作が複雑と感じる人もいます。一方エブリノは前述のように物理ダイヤル中心のシンプルUIで、オートメニュー選択時は番号表示のみ(料理名は本体に表示されない)という徹底ぶりです。そのため慣れないうちは付属のメニュー表を見ながら番号を合わせる必要がありますが、「逆にメニューを絞ってあるので迷わない」「よく使う番号は覚えてしまえば簡単」といった評価もあります。ビストロのようにフルスペックすぎて持て余すくらいなら、エブリノの割り切ったUIの方がストレスなく使いこなせるでしょう。
  • 調理性能の違い: ビストロは上位モデルになるとヒーターが上下2段になり2段調理や高火力グリルが可能です。またAIセンサーで分量を自動判別するなど細かな自動化も進んでいます。その分価格も高めです。エブリノは1段調理で上下ヒーターも上のみですが、「実際に使ってみて温め機能や解凍精度は他社製に劣らず高い」という意見もあり、単機能ごとの性能差は用途次第と言えます。例えば解凍に関しては「10年前のビストロよりエブリノの方が静かで仕上がりが良い。ただし解凍だけはパナソニックの方が得意かも」という比較もありました。またトーストに関しては前述の通り、ビストロは両面焼き可能&スチームでふんわりという特徴はありますが、実際「ビストロで1枚焼くのに約7分かかりパンが乾く。トースターの方が早いし美味しい」という声もあります。結局、**「トーストはトースターに任せる」「凝ったスチーム料理はやらない」**という場合、ビストロの強みを活かす場面が少なく、エブリノで十分という判断になるでしょう。
  • 価格帯の違い: エブリノ26Lモデルの実売価格は約5〜6万円台が中心で、ビストロ上位モデル(30Lクラス)は10万円前後、中位モデルでも7〜8万円程度が多いです。単純比較はできませんが、必要な機能に対してコストパフォーマンスが良いかも重要です。あまり使わない高度な機能にお金を払うより、シンプル機能で価格が抑えられている方が賢明という考えも一理あります。実際「値段も安いしビストロの機能を使いこなす自信もないのでエブリノにした」という購入者もいました。

以上を踏まえると、**「とにかく多機能で色々な調理に挑戦したい」ならビストロなど上位機種が向きますが、「日常の温め直しや簡単調理がメインで、操作はシンプルな方がいい」**という方にはエブリノES-GW26が適しています。どちらが優れているというより、使い手のスタイルに合った選択をすることが大切ですね。

他ユーザーの口コミ・評判まとめ

エブリノユーザー評価まとめ

実際にエブリノ ES-GW26を使っているユーザーの口コミから、その評判を整理してみましょう。良い点も悪い点も把握しておくことで、本当に自分に合う製品か判断しやすくなります。

良い口コミ・評価

  • 操作が直感的で使いやすい:ボタンが少なく迷わない」「ダイヤル式でサクサク設定できる」と操作性の良さを評価する声が多いです。特に電子レンジの扱いに不慣れな家族でもすぐ覚えられた、という意見もあり、シンプルUIは好評です。
  • デザインがスタイリッシュ: マットな質感のブラックボディは男性にも「カッコいい」と人気です。「キッチンに自然に馴染む落ち着いたデザインで気に入った」との口コミもあります。インテリア性を重視する象印らしいポイントですね。
  • 温め直しの仕上がりが優秀:冷凍ご飯もムラなく解凍できた」「唐揚げが驚くほどカリッと温まる」など、その温め性能に感動する声が目立ちます。特にレジグリ・サクレジ機能について「忙しい人にピッタリ」「惣菜温めが優秀」と高評価が寄せられています。飲み物の温度設定やうきレジでの均一加熱など、「痒い所に手が届く機能が便利」との意見も多いです。
  • 静音性が高い: 個人差はありますが、「動作音が静かでビックリした」という声もありました。古いレンジから買い替えた場合は特に、加熱中や終了後のファン音が静かで気にならないと感じる人が多いようです。
  • お手入れしやすい部分も: フラット庫内なので皿の回転軸がなく拭き掃除がしやすい、付属のボウルや角皿はセラミック加工で汚れが落ちやすい、とお手入れ面を評価する声もありました。ボウル調理では鍋を使わないぶん洗い物が減るメリットも指摘されています。

気になる口コミ・デメリット

  • 解凍機能が今ひとつ:思ったように解凍できない」「中央だけ少し凍ったまま残ることがあった」など、解凍(特に全自動解凍)に関しては不満の声もあります。重量センサーではなく赤外線センサーで見ている影響か、分量や形状によっては若干ムラが出る場合があるようです。必要に応じて途中でかき混ぜたり追加加熱する工夫が推奨されます。
  • 運転後のファンが長い: 加熱終了後に庫内を冷ますためのファンがしばらく回り続けますが、「冷却ファンが長時間動き続けて少し気になる」という意見がありました。特に夜間静かな時には気になる人も。ただしこれも多くのオーブンレンジに共通する動作であり、安全のためでもあるので許容範囲との声もあります。
  • 付属品が重く収納しづらい: セラミック製の角皿と耐熱ボウル&リングはしっかりした作りですが、「角皿やボウルが重たい」「使わないときの置き場所に困る」との指摘があります。特にボウルは高さがあるため、本体内に入れっぱなしにするか、別途収納スペースを確保する必要があります。重さゆえ取り出す際は落下に注意です。
  • 庫内上部の清掃が面倒: ヒーターが天井に露出しているため、グリル調理で飛び散った油汚れが付きやすく「天井の焦げ付き汚れが取れにくい」という声も少数ですがあります。ヒーターカバーが無い設計ゆえのトレードオフですが、前述のとおり使用後早めに拭くことで対策可能です。また、あまりに油が飛ぶ料理(例えば丸鶏のローストなど)は避けるか、アルミホイルで軽く覆うなど工夫すると良いでしょう。
  • オートメニュー表示が番号のみ: 「液晶表示が番号だけなので毎回一覧表を確認するのが手間」との意見も見られました。本体に料理名が表示されないため、自動メニュー番号を暗記するか、付属のメニューボードを引き出して確認する必要があります。この点は賛否がありますが、「よく使うメニューは限られるので気にならない」「むしろ液晶がシンプルなおかげで壊れにくそう」といった捉え方もあるようです。

以上のように、エブリノの口コミは**「使いやすさ」「仕上がりの良さ」を評価するものが大半を占めていますが、一部に上記のような弱点の指摘**もあります。特に解凍やお手入れ面は完全無欠とは言えないので、自身の重視ポイントと照らし合わせて許容できるか確認しておきましょう。

購入時の注意点と上手に使いこなすコツ

エブリノ ES-GW26を検討・購入する際に知っておくべきポイントや、実際に使う上でのコツをまとめます。

① 設置スペースと搬入の確認: 本体サイズは幅50cm強あります。背面は壁にピッタリ置けますが、上部は10cm以上の空間が必要です。また重量約18kgと重いため、箱から出して設置する際は二人で行うと安全です。購入前に置き場所の寸法を測り、上方のクリアランスも確保しましょう。

② 付属ボウル・角皿の活用: 耐熱ボウル&リングはぜひ活用してください。購入時にはレシピブックも付属しています。一見大きくて収納に困るかもしれませんが、これを使うことで**「うきレジ調理」**が可能になり、煮物やパスタが手軽に作れます。使わない時は本体庫内に入れておけば場所もとりません。

③ サクレジ利用時のひと工夫: 前述の通り、揚げ物の温め直しにはクッキングシートを敷いておくと後片付けが楽になります。また、サクレジは一度に大量の揚げ物を入れすぎない方がよりカラッと仕上がります。重ならない程度の量を適度に間隔をあけて並べましょう。

④ お手入れはこまめに: 特にグリル・オーブン機能を使った後は、庫内が冷めてから早めに拭き掃除をしましょう。上部ヒーター周りは濡らした布巾をトングに巻き付けて拭くと届きやすいです。付属ボウルや角皿はセラミックコートで洗いやすいですが、傷防止のため金属たわしは避け、柔らかいスポンジで洗ってください。庫内底面はフラットなので普段からサッと拭いておくと清潔に保てます。

⑤ オートメニューを把握する: エブリノには100種類のレシピ(自動メニュー46種類)が登録されています。付属のメニュー表や取扱説明書に一覧がありますので、最初に目を通しておきましょう。よく使いそうなメニュー番号はメモして貼っておくか、マイメニューに登録しておくと便利です。「番号だけ覚えるのは大変かな?」と思うかもしれませんが、実際は使うメニューは限定されるので徐々に慣れていきます。

⑥ 各モードの適切な使い分け: エブリノはシンプル操作ですが、多彩なモードがあります。例えばトーストは「グリル」モードでタイマー設定、惣菜温めは「サクレジ」ボタン、汁物やカレーの温め直しは通常の「あたため」モード+ラップでフタ、など食品に合わせたモード選択が肝心です。取説やメニュー表におすすめのモードが載っているので、活用してベストな仕上がりを目指しましょう。

⑦ 長く使うために: 電子レンジは長時間連続運転すると保護のため出力が制限されることがあります(エブリノも連続使用時は自動で出力調整)。連続して大火力調理をする場合は途中少しインターバルを置くと良いでしょう。また、庫内に物を入れたまま空焚きしない、金属製の容器を使わない等の基本ルールも守って、安全に使い続けてください。

以上のポイントを押さえておけば、エブリノ ES-GW26をより快適に使いこなすことができるはずです。

独自機能で使いやすい

 サクレジで揚げ物が美味しい

まとめ:エブリノ ES-GW26はこんな人におすすめ!

エブリノ 総評とおすすめシーン

最後に、象印エブリノ ES-GW26-BMの総評と、特におすすめできる利用シーンをまとめます。

● 忙しい毎日でも「手軽に美味しい」を諦めたくない人: エブリノはワンタッチで揚げ物がサクサクになったり、冷凍おかずを一気に調理できたりと、忙しい方の強い味方です。時短調理と仕上がりの良さを両立するレジグリ機能は、まさに**「簡単に済ませたいけど味には妥協したくない」**という欲張りなニーズにピッタリ。

● 電子レンジの操作が苦手・シンプル志向の人: ダイヤル中心の直感操作と最低限のボタン設計で、機械が苦手な方でも扱いやすいのがエブリノの魅力です。「余計なものを省いて使いやすさを重視」した設計思想は使うほどに実感できるでしょう。高機能レンジにありがちなメニューに迷うストレスも少なく、家族みんなが簡単に使いこなせます。

● 惣菜の温め直しや簡単調理がメインの人: コンビニやスーパーのお惣菜をよく利用する方、冷凍食品や作り置きおかずを活用する方には、エブリノの実用機能が真価を発揮します。温めムラを無くしつつ食感良く仕上げるうきレジ・サクレジは、他のレンジにはない強みです。「レンチン=味落ち」が当たり前だった常識が覆るかもしれません。

逆に、本格的なスチーム調理やパン焼きを頻繁に楽しみたい方、多機能でも最新技術満載のフラッグシップ機種が欲しい方には物足りない可能性もあります。その場合はパナソニックのビストロやシャープのヘルシオなど、目的に合った上位モデルも検討してみてください。

とはいえ、総合的に見てエブリノ ES-GW26は**「毎日の相棒」にふさわしいオーブンレンジです。実際の口コミでも満足度は非常に高く**、「買って良かった」「家事の時短になった」という声が多く聞かれます。シンプルさと必要十分な機能を兼ね備えたこの一台があれば、これまで面倒だった温め直しや調理がきっと楽しくなるでしょう。

興味を持たれた方は是非一度公式サイトや家電量販店で実物をチェックしてみてください。きっとエブリノ ES-GW26-BMがあなたのキッチンでも**「おいしいが、うれしい」**瞬間を増やしてくれるはずです。日々の食卓をワンランクアップさせる心強いパートナーとして、エブリノをぜひ検討してみてください。

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